久しぶりに山口県に入り、秋吉台から下関に下る山の中で、すごい景色を発見しました。
山中に突然現れた石の海です。美祢市奥屋敷集落の山の中で『万倉の大岩郷(まぐらのおおいわごう)』と言われている場所です。
一人で行くと、少し怖いかもしれません。地獄を思わせる、とりかく壮絶な岩石のかたまりです。
穴場中の穴場と言えるかも知れません。
岩1つが5~6mほどあり、山の谷の上流から下流まで岩で埋め尽くされています。
昭和の初めに、天然記念物に指定されているらしいのですが、県民の人々でもほとんど知られていないのが不思議です。
恐る恐る岩に登ると、何メートルも下まで岩が積み重なっていてとても危険です。
岩の隙間からは熱帯性の植物が生えています。
たぶん、岩の海で太陽の反射で気温が上昇したためだと思います。
この岩の海・・・何故出来たか現在も不明で、古代の大地変動によるものではないかというぐらいしか分かっていません。
大昔、谷の両側の山の神様が、けんかをして、大岩を投げあって戦争をした。こう考えると想像はどんどん膨らみます。
山の中でかなり分かりにくい場所ですが、こんな奇観はめったにありません。とにかく謎に包まれた摩訶不思議の世界です。一度行って見てはいかがですか。
でも危険なのでくれぐれも注意してください。
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