2010年9月13日月曜日

不動の岩屋(四国剣山)

神秘の洞窟、剣山(つるぎさん)の頂上付近にあるもので『不動の岩屋』といいます。


通常の登山道ではなく、行者さんが修行をする行場にあります。

この行場、「おくさり」といって、10mほどの垂直の岩を鎖で登る場所です。

危険なので登る事はおすすめしませんが、行って見る価値はあります。この付近6月ごろでも雪が残っています。

『不動の岩屋』はこの「おくさり」の隣にあります。


剣山は、すごい伝説やロマンにいっぱい包まれている山で、神秘に満ちています。

『不動の岩屋』は、日ごろは行者さんがお祭りしていますが、いろいろな伝説があります。

「平家の埋蔵金を隠している」とか、すごいのは、インディージョーンズで有名な「失われたアーク」の伝説です。

アークとは、モーゼが出エジプトの際、シナイ山で神から授かった十戒の石板を納めた箱で、『ソロモンの秘宝』といわれています。ソロモンの秘宝が剣山に隠されていて、その入口がこの洞窟だとか・・・本当かな~???

でも、夢がある話でたいへん面白い。

この洞窟、一度入ったら出ることが出来ないとか・・・

私は信じやすいので、怖いので少しだけ洞窟に入って出てきました。

剣山の山頂近くの木といえば、「五葉松」。この松の下の洞で休んでみました。

2010年9月3日金曜日

巨大な岩の海

久しぶりに山口県に入り、秋吉台から下関に下る山の中で、すごい景色を発見しました。


山中に突然現れた石の海です。美祢市奥屋敷集落の山の中で『万倉の大岩郷(まぐらのおおいわごう)』と言われている場所です。

一人で行くと、少し怖いかもしれません。地獄を思わせる、とりかく壮絶な岩石のかたまりです。

穴場中の穴場と言えるかも知れません。

岩1つが5~6mほどあり、山の谷の上流から下流まで岩で埋め尽くされています。


昭和の初めに、天然記念物に指定されているらしいのですが、県民の人々でもほとんど知られていないのが不思議です。

恐る恐る岩に登ると、何メートルも下まで岩が積み重なっていてとても危険です。

岩の隙間からは熱帯性の植物が生えています。

たぶん、岩の海で太陽の反射で気温が上昇したためだと思います。



この岩の海・・・何故出来たか現在も不明で、古代の大地変動によるものではないかというぐらいしか分かっていません。

大昔、谷の両側の山の神様が、けんかをして、大岩を投げあって戦争をした。こう考えると想像はどんどん膨らみます。

山の中でかなり分かりにくい場所ですが、こんな奇観はめったにありません。とにかく謎に包まれた摩訶不思議の世界です。一度行って見てはいかがですか。

でも危険なのでくれぐれも注意してください。